「鬼」と「姫」の接頭語用法

こんばんは。2年昼ゼミの伊藤です。

先日春学期の成績が発表され、春学期の自分頑張ったと褒めて、秋学期も頑張れと自分に活を入れながら履修を組みました。

この論文の、出版年と出版社が見つからないため記載できずすみません。

佐々木 翔太郎「「鬼」と「姫」の接頭語用法について」

【概要】

 この論文では、佐々木(2010)が実施したアンケート調査とその分析を部分的にピックアップして再考し、「鬼」の強意的用法発生について考え方の一つを提案するとともに、佐々木(2010)のとった手法について検討している。

【考察】

 

 調査対象後に対する既有知識(スキーマ)がなくても、「鬼」が付くと相対的に大きいもので、「姫」が付くと相対的に小さいものであるという類推作用が人々の間で働いていることの表れであると言える。

 佐々木(2010)は、接頭語「鬼」の強意的用法の発生は、接頭語「鬼」の異形・巨大義が元となっていることは間違いないと指摘している。しかし、上記のような「鬼」のイメージの変貌、言葉としての在り方の」変化を遂げて、若者の自由な発想によって今日のような用法が成立していることを報告している。

 

 「鬼」は古くから人々のイメージを託されてきた語であるが、今日においては、特に若者の間で、彼らの自由な発想によってその大きく強いイメージが強意的用法に使用されるようになったのである。ただし、「姫」は「鬼」のようにはいかないため、「鬼」と同様、マインドマッピング調査や文章完成法調査を実施し、その実態を分析すると明らかになる事項があるかもしれない。

【感想】

 「鬼」を接頭語として用いているのは見たことや聴いたことがあるのですが、「姫」は聞いたことがなかったのであまり共感のできない部分もありました。論文にもあるように、「鬼」は人々の持つイメージから想像ができるのですが、「姫」はあまり人々へのイメージの定着がないように感じました。著者も述べているように、「姫」についても分析する必要があるのではないかと思います。