ポピュラーカルチャーのことば

こんにちは。昼ゼミ2年の田久保です。

今日、自分宛てに届いたハガキに「久保田様」と書かれていました。田久保です。

さて、今回は次の論文を要約しました。短くまとめようとしてみたのですが、なんだか迷走しています。残りの要約ではもう少し上達したいです。

金水敏(2021)「ポピュラーカルチャーのことば」『日本語学』第40巻第1号、pp.4-13(明治書院)

・要点

ポピュラーカルチャー作品に現れる言語の特徴を以下の5つの面で次のように考察している。

①言語スタイル…標準日本語が基本だが、情報(特にキャラクターの特徴や時代設定)を伝えるために、ヴァーチャル方言や「キャラ語尾」が使用される

②キャラクター…「役割語」の使用により表現される。リアルよりも性差の表現が強調される

③語彙・語法…リアルにルーツを持たない「キャラ語尾」がポピュラーカルチャーの中で発達している

④音声…話し手と聞き手の関係についてと、アニメ声の記述や特徴についてなど、新たな研究が求められる

⑤文字・表記…カタカナ表記によるキャラ表現が見られる

・役割語

社会的な集団に紐付けられたキャラクターのステレオタイプ的な話し方を「役割語」と呼ぶ。

キャラクターの消費が特徴のポップカルチャーにおいて、「役割語」を用い簡単に特徴を伝えている。さらに、「ずらし」によるキャラクター表現がよく見られる(女性が男性語を使うなど)

・キャラ語尾

現実にルーツを持たず、ポピュラーカルチャーの中で発達したキャラクターのとき右朝を表すものが「キャラ語尾」である。

さらにこれを次のように分けた。

・キャラ・コピュラ…「でござる」「でやんす」「なり」中国人を表す「アル」など

・キャラ助詞…動物が喋る際の「そうだにゃん」「行くワニ」、など

キャラ語尾については中国語や英語などにそのまま翻訳されるなど、統語構造の違いを超えて現れる現象ではないかと思われる。

〈感想〉

先行研究を多数あげ、ポピュラーカルチャーにおける「キャラクター」を特徴づける表現の中であまり研究がなされていない部分を明確にしていた。紙面の都合上、5つの側面での考察は1つ1つが短くならざるを得なかったが、問題点の導き方など夏のレポート課題の手本にしたいと感じた。

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